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ピアプロリンク見直し案 第1弾

こんばんは、ピアプロ企画班です。
 
ピアプロリンクにつきまして公開以来様々なご意見を頂戴しており大変感謝いたしております。その中でいくつか見えてきた問題点もございますので、前回のエントリーの補足と、運用ルールの軌道修正についてご説明させていただきます。
 


■ご利用にあたって必要な費用
前回のアナウンスでは、「結局クリプトンはいくら徴収するのか(あるいはしないのか)」ということが伝わりにくかったようです。ピアプロリンクはキャラクターの使用を申請する仕組みではありますが、許諾を行うものではありませんので、以下のような考え方で運用していきたいと思っています。
 
 原則 ロイヤリティ0%
     +
(十分な黒字が出た場合は)任意の額の寄付
 
 
※ここでいただいた寄付はピアプロの運営費に充てさせていただく予定ですが、こちらから具体的
 に幾らお支払いくださいとは言い難いところがありますので、寄付の額については当面任意と
 させていただきます。(どうしてもご自身で決めかねる場合は、既に実績のあるガレージキット
 の当日版権手数料が参考になるかも知れません)
 
※要は、弊社の版権をゆるやかに運営して皆様の創作を自由にする一方で、ピアプロの運営費が
 寄付によってまかなわれる、というコンテンツのエコシステムのようなものが実現できるか……
 一種の実験なのです!
 
 
■作品送付を任意といたします
作品現物の送付に関しましては、任意にて数量1部お願いさせていただくことに変更するよう考えております。
ピアプロリンクの適用範囲は個人または同人サークルご自身の管理の範囲内で有償頒布する作品でございますが、それでも範囲としては幅広く、一律に同じルールで適用してしまうと、これまでごく小規模の範囲で気軽に活動されていた作家様ほど相対的に負荷が大きくなってしまうという問題がございます。弊社といたしましても、そういった気軽な活動を阻害することは本位ではございませんので、1部ご送付いただくかどうかについて任意とすることで少しでも負荷を軽減させていただければと思います。
もともと1部ご送付いただくように記載いたしましたのも、作品をチェックするような意図ではなく、単純に私どもが聴いてみたいから、見てみたいから、という動機に基づくものでしたので必須である必要はないと判断いたしました。
 
 
■適用範囲の拡大(フリーマーケットサイト)
Amazonマーケットプレイス、Yahoo!オークションおよびそれに類するサイトのような、個人でも出店可能なフリーマーケットサイトを利用された、弊社キャラクター関連作品の委託頒布につきましては、実態としては営利企業が主導で運営販売している例は少なく、個人または同人サークルがご自身の作品を頒布しているイメージに近いものと思います。従いまして、こういったフリーマーケットサイトにおける個人管理レベルの有償頒布につきましても一律ピアプロリンクにて申請を受け付けるようにしたいと思います。この場合、ピアプロリンク申請済みであることをサイト上からも判るようにしていただけますようお願いいたします。
 
ピアプロリンクの適用範囲外となる商用販売につきましては、例えば音楽レーベルを本業とする企業様との間でアーティスト契約を締結し、企業レーベル名義で作品を販売展開するようなケースが該当いたします。この場合、弊社までご連絡いただき別途ご相談させていただくこととなります。
 
なお、本件につきましては今後問題となるようなイレギュラーな利用方法が出てくることも考えられますので、上記原則でうまく回らない場合は随時見直していく可能性もございますが、よろしくお願いいたします。
 
 
■時間的に間に合わない申請について
前回のエントリーでも少し触れましたが、冬コミ用の作品に間に合わすことが困難なタイミングで公開してしまい大変申し訳ありません。繰り返しますが、ピアプロリンクは現在テスト的に運用しておりますので必ずしも登録を強要するものではありません。また本体へのQRコード印刷は間に合わないものの、申請自体は希望される方におかれましては、QRコードを別紙やシールに印刷して本体に添付されたり、あるいは暫定的にご自身のウェブサイトの当該頒布物紹介記事にQRコードを掲載いただくようなかたちでも構いません。
 
弊社といたしましても、今回を含めコミケ等の開催前には頒布物に関して毎回多数のお問い合わせを頂いており、事情は承知しております。また、そういったお問い合わせに対してこれまでは手作業でひとつひとつご返答申し上げてきたために、返答に時間がかかってしまうことや、さらには大変失礼ながら取りこぼしてしまうこともございました。今後はピアプロリンクをご利用いただくことで迅速な利用申請受付がご提供できるものと考えております。
 
宜しくお願いいたします。